得々知識
ECメーターって??
培養液や土壌の電流の通しやすさを示すものを電気伝導率(EC)と言います。
水に肥料を加えることによって電流が通るようになり、その量が増えるほど電流が通りやすくなります。
ECの単位はmS/cm,μS/cm,CFなどがあります。
・mS/cm(ミリジーメンスパーセンチメートル)
・μS/cm,(ミュージーメンスパーセンチメートル)
・CF(シーエフ)
単位の換算は1000μS/cm =1 mS/cm =0.1CFとなります。
標準的な水のECは、0.1mS/cmであり、それは水の中に一定のイオンが存在していることを表しています。(理論上では純粋は電流を通しませんので0.0mS/cmとなります。)
ECを測定することで培養液中の濃度かを知ることが出来ます。
しかし、どの養分がどれくらい含まれているかはわかりません。
培養液は通常0.75~3 mS/cmの間になり、植物が最もよく生長するのは0.75~2 mS/cmの間です。
※肥料をたくさんあげると大きく育つと考えがちですが、それは大きな間違いです。
肥料濃度を高くしすぎる(ECが高い)と浸透圧の関係で根の養分吸収が妨げられるのです。
慣れるまで培養液の濃度(ECの値)は少なめに作るのがコツです。
葉の状態を見ながら徐々に最適な濃度を見つけてください。
高温期は多少低く管理し、低温期はやや高く管理するのが一般的です。
また栽培途中で培養液の肥料成分バランスが大幅に違ってきた時や、病原菌等で汚染された時は、速やかに培養液を全量交換して下さい。